繁盛店から学ぶ。また行きたくなるお店とは?!

久々の西武新宿線。高田馬場カレー「ブラザーに行こう」

CARETREEEの藤田です。

先日仕事で久しぶりに西武新宿線に乗車です。いい意味で再開発が進まない西武新宿線。とても好きです。早く終われば、帰りは野方の名店秋元屋で飲んで帰ろうかなと考えていたのですが、時刻は21時。急ぎ帰路につきながらもお腹は空きます。一度「何か食べたい」と考え始めたら食べ物のことしか考えられません笑

乗り換えは高田馬場。時間も時間だし、馬場だからラーメンか。頭の中では藤田のラーメン名鑑がパラパラ音を立てます。早稲田口の改札を出て、早足にラーメン屋に向かいますが、交差点の信号待ち中、ふと「ブラザー」さんはやっているかな?!と、頭の中をよぎります。ラーメン屋のすぐ隣ですので期待もせずお店を見てみると

やってる!!開いている!!

このお店。今年の食べログカレー100名店に選ばれてしまい、半年くらい前に行った時も早々に売り切れで店じまいだったんです。嬉しいことなんですけどね、簡単に食べれなくなると「ばれたか」と悲しくもあるのです。

その後も何度か足を運ぶのですが、ワタクシ行きたいお店に行くと定休日を高確率で引き当てる強運の持ち主なんです(笑)

たまにしか行かないのに顔を覚えてくれている

なんだかんだで、半年ぶりの高田馬場「ブラザー」さんへ。

カウンター8席ほどの小さなお店で、オーナーさんの顔がすぐ見えます。オーナーさんの明るく優しい声で「キーマと鯖キーマしかないけどいいですか?」と声をかけられますが

いいんです!もちろんです!すべてのカレーが美味しいですが、ワタクシ「鯖キーマ」一択です笑

前述したように強運の持ち主でもあり、常連というほど、頻繁にこちらのお店には来れません。来れても年に2~3回です。もう忘れられているだろうなと思いながらカウンターに座ると、オーナーさんから「久しぶりですね」「まだ○○の職場で働いているの?」と忙しくカレーを作りながら声がかかります。

うれしいですよね

そしてすごいなと思います。ぼくはこんなに人の顔や状況を覚えていられるかな?

私も外部依頼でセミナーを行うことがあるため多くの人とお会いします。その中で時々こんなお声がけをいただくことがあります。

受講生「先生に以前、一度授業で教わりました。覚えてないですよね。たくさんいますし。」

藤田「そうなんだ」「また来てくれてありがとう」「お会いできてうれしいよ」

よほどでないと、なかなか受講生さんの顔を覚えているのは難しく、声をかけていただいて嬉しいなという思いと、覚えてなくて申し訳ないという気持ちが交差します。一方で受講生が数十人いる中で全体に向けてセミナーをするわけですから「覚えられなくてしょうがない。」こんな風にも思ってしまうわけです。

全員を覚えるのは難しいかもしれません。でも、オーナーとの会話を振り返ると、リピートして学びに来る受講生さんの中には講義の満足度の他に私に会いに来てくれている人もいるのかもしれない。(言い過ぎ笑)

会いに来てくれたは言い過ぎですが、受講生さんからするとちょっとでも覚えてくれていたら、ものすごく嬉しいことなんだと思います。講義をするとき「伝える対象がいて、何かを伝える」のですから受講生さんの顔を覚えることをもっと意識しよう。まだまだ講師として成長できる部分が沢山あるなと気付かされた場面でした。

患者ー医療福祉職 チームでの多職種協働

カレー屋さんのエピソードから、自分自身の思ったことを書きだしましたが、人と人の関係の中で支援する医療福祉のお仕事。同じサービス業であり一緒だと思います。「顔の見える関係」という言葉がよく聞かれますが、個々の思いの違い、職種の違い、みんなそれぞれ状況も違ければ、考え方だって必ずしも一緒ではありません。お互いに相手のことを知ろうとする関係(興味を持ちかかわること)大事ですね。

CARETREEを立ち上げて

CARETREEは毎月必ずセミナーを開催し多くの方が学びに来てくれています。浅草橋セミナー室以外にも、依頼があれば全国どこにも出向して行きますが、小さい会社ながらの出会いを大切にし、講師も受講者も共にここに来て良かったなと思えることを大事にしています。受講者さんの思いに立ち、またここに来たいなと思ってもらえる会社として社員一同頑張っていきたいとおもいます。

追記 カレーを食べている最中に、追加でテイクアウトも注文し翌日の朝もカレーをいただきました笑

気軽に行けなくなるのは困りますが、高田馬場に行った際はおススメのお店です。是非!