「たった数時間現場経験者だからこそわかる効果的な人材育成」
お忙しい中、多くの方にオンラインセミナーにご参加いただきありがとうございました。上記内容で1時間お話をさせていただきました。今回セミナーの中で語り切れなかった部分を書きますので病院施設教育担当者、採用担当にかかわる方が参考にしていただけたらと思います。
社内の人材育成はどこから始まるのか?
私見ですので、それぞれ考えがあっていいと思いますが、
私は人材育成は「出会ったとき」から始まっていると考えています。
人材育成は、社内に入社してから始めると思っている人?多くないでしょうか?それは「採用は採用担当がするから後は現場でお願いね」と言っていることと変わらないと思うのです。
人は人とかかわる中で成長します。つまり「いいなって思う人」と出会い、その人の話を聞きたい、同じような行動を自分もしようって思い成長していくのではないでしょうか?
つまり、興味を持って自社に来られる方に最初の人材育成を行っているのは採用担当者さんといっても過言はないと思っています。
採用担当者さんが
「自社に興味を持ってきてくれた人の気持ちになって真摯に思いや話を聴けるか」
「自社の魅力を伝え、相手の知りたいことに誠実に対応できるか」
私は、最初に出会う採用担当者の姿勢が、すでに人材育成であり、入職した後の育成に繋がっていくと思っています
余談ですが、私は2つ目の病院に転職する際に8か所の病院を見学しました。8か所すべてから就職してほしいという有難いお言葉をいただきましたが、4か所は採用担当者さんの姿勢を見て就職先から外しました。いろんな人たちがいて一つの組織です。看護部(介護部)の担当者さんが良い人でも組織は看護部(介護部)が運営しているわけではありません。採用担当に事務方さんがかかわってくるところは事務方さんの姿勢も一つのPOINTになると思っていただけると幸いです。
一期一会の出会い 自社に就職しなくてもその人の未来を大切にする
時に、採用担当をしていると自社での採用は難しいと感じる方がいると思います。
こんな時どうされていますか??
私はいつもと同じように、もしくはより丁寧にお話に耳を傾け
私の感じた思いを正直に伝えています。
時間が許せば、その方のお悩み相談にも乗り、Iメッセージで私の経験も伝えてもいます
その方にとっては、ショックと思う話もあるかもしれませんね。でもその後の就職先でその時の自身とのかかわりの中で何かを感じ取ったものが繋がっていけばHAPPYじゃないですか?自社の社員ではなくとも、同じ業界の人材です。その方が同じフィールドでご活躍していくことを支援する。これも人材育成ではないでしょうか?
また、すごく良い人だな!就職してもらいたいなと思う人でも、この人にとって自社ではなく他社で就職した方が幸せになるのであれば、私は理由を述べ他社を勧めます
つまり、自社に就職してもらいたい<相手が一番ベストな就職先を見つけ自身が輝いてほしい
組織で採用し皆で人材を育成していく
極端なことを言えば、いい人材でも他の会社のほうが良いと思い他社への就職先を勧めることもありますが、採用担当のお仕事は自社で必要な人材を採用するです。
だからこそ、
自社に就職したときに、その人が組織の一員として活躍できる職場です!と、自信をもって言えるような職場をみんなで作っていくことが大事なじゃないでしょうか?
組織の人材育成は就職説明会やインターン、採用面接などから始まってます!
コミュニケーションは写し鏡
自身の「職業観」「管理者観」を基に「自社の理念や思い」「相手の知りたいニーズを把握する力」「傾聴・共感力」「伝える力」など多くのスキルを共に磨き続けていきましょう
CARETREE 代表藤田省一